はじめに
「婦人科形成って、美容外科なの?それとも婦人科で扱うもの?」
そんな疑問を持たれる方は少なくありません。
実際には、婦人科形成は一般の婦人科ではほとんど取り扱われない領域です。けれども、女性にとっては 見た目や形・機能の悩みが、日常生活や心の安心に直結する ことがあります。
その繊細な悩みに外科的に対応できるのが「婦人科形成」です。
婦人科形成で扱う主なお悩み
- 見た目の悩み
小陰唇の左右差・肥大、黒ずみ - 機能面の悩み
痛み・擦れ・性交時の違和感、日常生活での不快感 - 産後・加齢による変化
ゆるみや形の変化による違和感
婦人科形成は、こうした悩みを改善することで、生活の快適さや自分らしさを取り戻すきっかけとなります。
形成外科専門医としての視点
婦人科形成は「美容外科の一分野」とされていますが、“美容だけ”では完結しない医療です。
繊細な部分だからこそ、
- 安全性
- 機能性
- 自然な仕上がり
この三つを同時に満たすことが求められます。
私は形成外科専門医として、長年「形と機能の両立」を追求してきました。形成外科は、単に“美しく整える”のではなく、解剖学的な構造を理解した上で「どうすれば自然で快適に機能するか」を考える学問です。
この視点を持つかどうかで、婦人科形成の結果や満足度は大きく変わります。
当院での今後の展開
当院では、これまで準備を進めてまいりましたが、いよいよ9月から婦人科形成を本格的にスタートします。
今後のブログでは少しずつ、
- 小陰唇縮小術
- 修正手術(再手術)
- 傷あとやダウンタイムについて
- カウンセリングで大切にしていること
といった具体的なテーマを取り上げ、わかりやすくお伝えしていきます。
おわりに
婦人科形成は、決して特別なことではありません。
「人に言えない悩みを、安心して話せる場所がある」
そのこと自体が大きな一歩です。
ご不安やご希望を丁寧に伺い、必要に応じて「手術以外の選択肢」も含めてご提案します。
当院では形成外科の知識と経験を活かし、見た目と機能の両方を整える治療を心がけています。
AKI NATURE CLINIC 院長 今泉明子